ルンガロッティ家
キアラ・ルンガロッティ
CEO
伝統と自分のルーツを大切にし、継続、革新、発展を信念としています。1990年代前半、父であるジョルジョ・ルンガロッティの指導のもと、姉のテレーザ・セヴェリーニと共にルンガロッティに入 社。創業者である父親が他界した1999年、27歳という若さでCEOに就任しました。
生まれ育ったウンブリアの土地を愛し、ワイン造りだけではなく、ウンブリア 州を世界に広める 活動の功績と実績が高く評価され、2014年、ヨーロッパで著名な飲料業界紙「The drinks business」のイタリアワイン業界で活躍する女性生産者10名に選出されました。文化的活動も幅 広く行い、イタリアワイン協会のディレクター、ペルージャクラシック音楽財団のディレクター等、 地域の発展に関わる様々な団体の要職を務めています。
テレーザ・セヴェリーニ
広報、マーケティング&コミュニケーション担当
ペルージャ大学の農業学を専攻後、フランス・ボルドー大学で醸造を学び、広報、マーケティン グ&コミュニケーション担当として、妹のキアラ・ルンガロッティと共に経営に携わっています。イ タリアの女性醸造家のパイオニアであるテレーザが造ったワインは、料理とのハーモニーを重 視した心地よいワインとして定評があります。3人の子供の母親でもあるテレーザは、若いワイ ン愛好家への関心も高く、ワイン初心者にも親しみやすく爽やかな味わいをコンセプトに開発し た「ブレッザ」シリーズはヨーロッパを中心に好評を得ています。 文化的活動団体の要職のみな らず、女性起業家の育成、地域の発展に力を入れています。
ジョルジョ・ルンガロッティ
創業者
ペルージャ大学で農業を学んだ後、家業の土地管理のほか、園芸、ブドウ栽培、オリーブ栽培、果物の 栽培、林業、畜産に乗り出しました。1950年代より、徐々にぶどう栽培に専念し、この選択が後のルンガ ロッティの起業につながりました。1968年、ルンガロッティ がある「トルジャーノ」という土地の名前がつい た赤、及び、白ワインがウンブリア 州で生産されたワインとして初めてDOCに認定されました。1990年、ルベスコ・ヴィーニャ・モンティッキオ・トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァがDOCGに格上げされ、ルンガロッ ティの名が世界に知られるようになりました(ヴィンテージは1983年)。
1987年、妻のマリア・グラツィアと共に、ルンガロッティ財団を設立。ワイン博物館、オリーブ&オイル博物館を所有し、イタリアの農業の歴史に関わる文化的遺産の保護に熱心に取組みました。
1981年、ウンブリア州の農業省と共に、ワインコンテスト「Banco di Assaggio dei Vini d’Italia (BAVI)」をトル ジャーノで開催。イタリアワインの歴史的な転換期において、イタリアワインのプロモーションに尽力しま した。 1991年、イタリア共和国大統領より、“Cavaliere del Lavoro”勲章(産業界の重要人物への勲章)の 名誉称号を授与されました。
マリア・グラツィア
ルンガロッティ財団ディレクター
ローマ大学で文学と美術史を学び、広範囲に渡る綿密な調査と研究、科学的な方法論に基づき、ワイン 博物館、オリーブ&オイル博物館を設立。マリア・グラツィアの博物館学の知識とノウハウにより、イタリ ア農業経済の歴史を知る貴重な品々が展示、所蔵されています。たゆまぬ文化的活動と、ルンガロッ ティの適格なワイン造り、ウンブリア 州の農業・観光経済を支えるオープンな文化により、「ワイン・ツーリ ズム」という言葉は40年前にトルジャーノで生まれたと言ってよいでしょう。マリア・グラッツィアは人々を 魅了し、ルンガロッティ財団のディレクターとして精力的に活動しています。
フランチェスコ
輸出担当マネージャー
テレーザの息子であるフランチェスコはペルージャ 大学を卒業後、ミラノのビジネススクールで経営管理の修士号を取得しました。複数の外資系企業で数年間勤めた後、ウンブリアに戻り、ルンガロッティのキャリアを始めました。広報、イタリア国内の販売部門を経て、輸出担当マネージャーを務めています。